左翼は保守であるという話

山本七平がよく言っていたことに「人間に自由にしていいと言えばその時の感覚で最も自然で抵抗感がないようにする。そうすればどうなるかというと、一言でいえば保守化することになる」というのがある。集団的自衛権の騒ぎなどを見るにつけ思うのは、日本の左翼勢力の本質はこの意味でいう保守ではないか、ということである。

つまり、「自由に考えた自然で抵抗感のない社会」をあくまで維持したい、それを壊そうとするものには政府であれ外国であれ反発せずにはいられない、これが日本の左翼の本質で、欧米とは左翼の思想基盤が相当異なるのではないか。欧米の左翼政党は社会民主主義であったり大きな政府を志向する自由主義であったりなんらかの一定の思想体系を基盤とするが、日本の左翼政党においてはそういうものは見受けられない。では無思想かというとそうでもなくて、集団的自衛権のように国際情勢からも順当で諸外国でも広く認められており自由主義社会主義その他いかなるイデオロギーでも否認されておらず具体的に左翼の利害にかかわるものでもないものについて突如として猛反対が起こり、そしてたれもこれを不思議とする者がない。これはやはりなんらかの表現されない思想が根底にあると見るべきであろう。その表現されない思想こそが「自由に考えて出した最も自然な結論が絶対」「その結論をあくまでも守る」というもので、その結論として「集団的自衛権とかアベノミクスとかいう不自然なものには絶対反対」となるのではなかろうか。よって、「集団的自衛権を否定するなら日米安保も\xC8

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しかしこういう思想の弱点として、自然に変って行く以外のいかなる改革にも反対せざるを得なくなるということがある。日本の左翼勢力が戦後七十年、政府や米國の主導するいかなる改革にも反対する態度を取り続けて来たのは決して偶然ではない。根底にかかる思想がある限りは、日本の左翼勢力は「不自然な現状を是正する」以外の全ての改革に反対することとなり、「進歩的な印象がありながら現実の現状変更にはことごとく反対する勢力」にとどまらざるを得ないであろう。このような勢力が長期的に國民多数派の支持を集め得ないのは決して不思議ではない。従って、左翼が再生する困難ながら不可欠の第一歩は、「自らがある意味での保守勢力であると認識する」ことであろう。そうして、ほとんど居ないであろう「なんらかの理想を掲げてその方向に日本社会を変えようとする分子」(それこそが欧米の基準でいふ「左翼」であろうが)を排除し、「自由に考えた結果として作られた自然で抵抗感のない日本」を保守する勢力として、再出発を果たしてはどうか。それがなされたとき、民進党朝日新聞は真に現実的な、自民党への対立軸になりうるであろう。ただし、そ\xA4

了類硫歛蠅蓮◆屬△泙蠅砲睫ノ賄Ľ福惻\xAB由に考えて自然で抵抗感のない社会を維持する』といふ態度にどう対抗するか」ということになるかもしれないが。